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歴 史

安井杢の歴史

京都市の南西方角に位置する向日市、古くは長岡京のあった場所に所在する社員数70名程の工務店です。
安井杢工務店「杢」という社名の由来ですが、よく「杢」の文字は「棟梁筋に用いられたようで、四代前が「杢右衛門」、先々代が「杢太郎」というように代々「杢」の付く名前が多かったのはおそらくそういうことだと思います。
 創業は氏神である向日神社の拝殿を建築した年で元禄元年(1688)といわれているのですが、もう少しさかのぼるかも知れません。初代は藤原朝臣安井庄兵衝で、向日神社の工匠神人として代々宮大工をしてきたと伝えられています。
元々安井家は京の大工集団の中で「西の岡衆」と呼ばれており京、西山方面の宮大工として向日神社や大原野神社、善峰寺等の仕事をさせて頂いていたようです。地元の寺院、神社の保存修理工事を行うと「安井庄兵衛」「安井杢右衛門」といった先祖の名前を記した棟札が出てくるのは宮大工としての安井家の歴史を示していると思われます。

 そして海外でも数々の建築に携わらせていただきました。ボストンの子供博物館、サンフランシスコの日米文化会館茶室、カリフォルニア州サラトガ市のハコネ文化交流会館新築、ニューヨークのメトロポリタン博物館日本ギャラリー、ミネアポリス美術館日本ギャラリー新設工事等です。経済高度成長期にはRC造、S 造の建物はどこの工務店も手掛けるようになり、世の中がより豊かになるにつれ、逆に木造建築が注目されるようになりました。